EduTex 開催にあたって
日本は産業立国として世界第2位のGDPを記録した事もありました。工場の生産ラインで同じものを大量に製造する産業形態に特化して必要な人材育成に成功し、成果を上げました。その当時は「言われたことを言われたとおりにやる人」の需要が高く、社会要請でもありました。しかしこれから起こる世界規模の第4次産業革命においては、全く異なる人材が活躍すると言われています。その社会変化に追随するように、教育行政も変革を計画していますが、それは学校だけに託される課題ではありません。
今、まさに待ったなしのタイミング。
子どもの学びの環境を考える上で、私にはいま、判断材料は十分ありますでしょうか。
・子どもにはどんなテクノロジーのチャレンジがあるのか?
・未来の仕事にはどんな選択肢があるのか?
・教育で使うツールにはどんなものがあるのか?
そういった皆さんのご質問に答えるべく、
EduTex.OKINAWAでは、以下の内容を実施します。
EduTex3つのコアイベント
◯ プログラミングコンテスト世界大会予選 ”MakeX.Okinawa”
◯ アントレプレナー講演会「10代から知っておきたい働き方の選択肢」
◯ テクノロジー教育の体験ブース(教育関連企業、教育機関が出展)
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
(参加申し込みは左下の入力フォームへ。)
MakeXとは
MakeXロボティックスコンペティションは、STEAM教育を核とした国際的なロボットコンテストであり、科学技術の発展、教育イノベーションを促進し、子供達に科学、技術、工学、数学、その他の学術的な知識を実践的な問題にて提供しています。また、MAKEXは子供達が協力して作品を制作し、世界中の国々の子供達と競い合い、協力し合いながら国境を超えた友情を育みお互いを高め合うことを推奨しています。
今回の沖縄地区大会は日本代表選手を決定する公式予選で、優勝チームは12月に中国深センで開催される最終決戦である国際大会に派遣されます。
(香港〜那覇の往復は、24,000円〜30,000円程度。香港からは列車で1時間で深センです。)
最終決戦の賞金総額は50万中国元(日本円にして800万円相当)が授与されます。
アントレプレナー講演会とは
今回、本土から2名の講話者にご講話をいただきます。メインテーマは「10代からから知っておきたい働き方の選択肢」と設定。
当日の会場は、朝からロボットプログラミングコンテストに参加する子どもたちやその保護者の皆さん、またテクノロジー教材に興味関心を持つ技術系企業人や教育関係者が多数います。そういった方々の中には、今までの日本の「良い学校、そして良い就職」という自分が通った轍の上を、次の世代の子どもたちに繰り返させようと考えている方は、そう多くないのではないのではと想定しています。時代は変化している、これからもっと変化すると知ってらっしゃるでしょうから。しかし、実際に子どもたちに的確なアドバイスをしようと思っていても、十分な情報は身近にないのが悩ましいところではないでしょうか。今回、2名の講話者は、次の社会で一般的になりうる働き方の選択肢の一つ、「自ら立ち上げて、テクノロジーで稼ぐ」という働き方をする若者たちの育成環境や、活躍の状況について、具体的に事例を紹介しながら、子どもにも親にも分かりやすく説明をしてくれます。
コショーをかけても、くしゃみをしなくなる年頃に聞いては遅すぎます。
是非、親子でピリリとスパイスの効いた未来の話しを聞いて、インスパイアを受けたあとは家でじっくり考えを交換し合ってみましょう。
人生のレストランで、人生の重要なタイミングで開くメニューには、選択肢が多いほうが自分に合ったおいしい一品に出会えるはずです。
テクノロジー教育 体験ブースとは
人材育成・教育分野には、子どもたち・若者たちの才能を伸ばすために開発された有効なツールやソリューションがたくさんあります。中には、使うだけで効果的に学習者の試行錯誤や創造性を引き出すことができるものや、特段の指導者がいなくても指導書に置き代わる映像資料集などのチュートリアル(レクチャー)が充実したものもあり、興味関心を持つだけで学習者は自己のペースで学びを深めることができる環境が整っているものもあります。
また県内には、テクノロジーを学ぶ場所として国内でもベスト5にランクインする実績を有する教育機関もあり、一般の親子がそういったナマの情報に早期に触れる事は、これからの時代に重要な事と認識されると思います。パンフレットやWebの情報だけでなく、直接触れて、遊んで次世代の教育ツールを体感してみてください。
◯体験ブース紹介
※ 体験ブースについてくわしくはこちらを参照下さい。
スケジュール 11.18(日)
MakeX競技参加選手 | 一般来場者 | |
10:00 | 集合 | |
11:00 | 車検 |
|
12:00 | 開会式 | 開場、体験ブース開始 |
12:30 | MakeX選手によるプレゼン・競技開始 | ブース体験・競技見学 |
15:45 | MakeX競技終了 | ブース体験・競技見学 |
16:00 | 講演会 | 講演会 |
17:00 | 表彰式・閉会式 | |
18:30 | 片付け完了、撤収 |
アントレプレナー講演会

海外で成功するスタートアップの秘訣とは
〜アジアで成功するベンチャー企業の事例紹介〜
山下 美早貴 氏(やましたみさき)
Edtech Asia 日本 代表
学生時代にフィリピン、シアトルに留学、タイでインターンシップを経験。 大学卒業後、大手IT企業に入社。本業の傍ら、EdtechAsia日本代表としてベトナムや香港でのカンファレンスを運営し、日本を含むアジアのEdtechのエコシステムに貢献。日本とアジアの橋渡しとなれるよう、日々イベント企画や情報発信を行なっている。
起業家を成功へ導く環境とは
〜チャレンジャーを育てる東京大学の取組み〜
久場 祐介 氏(くばゆうすけ)
東京大学産学協創推進本部
イノベーション推進部TLF
(テクノロジー・リエゾン・フェロー)
産学官連携の共同研究創出、大学発ベンチャー及びイノベーション人材の育成に携わる。一般社団法人沖縄STEM教育センターの理事として、未来を担う子ども向けのテクノロジー教育事業にも参画。

